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Atelie18 / さいたま市大宮区 /2026

目次

店舗概要

42.6㎡(約12.9坪)

店舗面積

345万円

内装工事費

約26.6万円/坪

坪単価

オーナー様からのご相談・ご要望

もともと奥様が営業されていたネイルサロンを、ご主人が一人で営業する美容室へ改装する工事でした。

同じタイミングで、奥様のネイル・アイラッシュサロンの新店舗工事もご依頼いただき、2店舗を並行して施工しました。

今回は相見積もりでのご相談でしたが、工事内容と金額を比較していただいたうえで弊社にご依頼いただきました。

弊社では、必要以上に工事範囲を広げたり、使えるものまで新しくしたりすることは基本的にしません。既存で使えるものは活かし、必要なところにきちんと費用をかけることで、デザインとコストのバランスを取りながら計画を進めました。

現地調査でで確認したこと

もともとネイル・アイラッシュサロンとして営業していた物件だったため、電気については既存店舗が問題なく営業できていることから、今回の一人美容室に必要な容量は確保できると判断しました。

一方で、一番の課題はガスが引き込まれていないことでした。

美容室ではシャンプーで安定した給湯が必要になるため、電気給湯にするのではなく、まずは**「この建物にガスを引き込む方法がないか」**を検討しました。

建物を確認すると、以前屋上のガス空調で使用していたと思われる、現在使われていないガスメーターを発見。東京ガスと相談し、既存設備を利用して配管をやり直し、1階の店舗までガスを引き込む方法をご提案しました。

結果として、20号の業務用ガス給湯器を設置できる計画としています。

この案件では、デザインを考える前に、既存の電気容量で営業できるか、そして美容室に必要な給湯をどう確保するかを現地調査で判断したことが、計画の重要なポイントでした。

現地調査で分かったこと・課題

既存のネイル・アイラッシュサロンが営業できていたため、電気については一人美容室として必要な容量は確保できると判断しました。

一方、物件には美容室で使用できるガスがありませんでした。ただ、建物を確認すると、以前屋上の設備で使用していたガス管とメーターが残っていました。

そこで今回の一番の課題は、屋上まで伸びている既存のガス設備を、どうやって1階の美容室まで引き込むかという点でした。

電気給湯に変更する方法もありますが、器具代や今後の使い勝手まで考えると、既存のガス設備を利用できた方がコスト面でも有利です。東京ガスと相談しながら配管ルートを検討し、1階まで引き込んで25号の業務用給湯器を設置する計画としました。

また、既存のシンクの位置など、そのままでは美容室として使いにくい部分もありました。既存設備をできるだけ活かしながら位置関係を整理し、全体としてすっきり納まるように計画しています。

コストを抑えるためのご提案

既存店舗にはR壁やカウンターまわりの壁など、そのまま活かせる部分が残っていました。そこは無理に解体せず、既存の形を利用して仕上げだけを貼り替えることで、解体・造作にかかる費用を抑えています。

一方で、築年数の経った物件で、壁によってはクロスの貼り替えが何度も行われており、下地がかなり荒れている状態でした。

すべてを下地から作り直すと費用がかかるため、通常の部分には下地の凹凸が目立ちにくい厚手のクロスを選定。既存下地を活かしながら、できるだけきれいに仕上がる仕様としました。

ただし、デザインのポイントとして採用した青いクロスの壁は、仕上がりを優先しました。ここは下地の状態が表に出ないよう、職人さんにしっかりパテ処理をしてもらい、きれいに納めています。

全部を新しくするのではなく、コストを抑えるところと、仕上がりのために手間をかけるところを分けて施工したのが、この店舗のコスト調整のポイントです。

デザイン・レイアウトのご提案

オーナー様には事前に弊社のPinterestを見ていただいていたため、最初の段階からお互いのデザインの方向性を合わせやすい案件でした。

特に、過去の施工事例で使っていたOSB合板の素材感を気に入っていただいていたため、今回もOSB合板をデザインの軸の一つとして採用しました。私自身も好きな素材なので、店舗全体とのバランスを見ながら積極的に取り入れています。

また、オーナー様からは黒いメッシュパネルを使って、中が少し透けて見えるような面白い空間にしたいというご要望もいただきました。OSB合板と黒いメッシュを組み合わせることで、少し無骨で男性的な雰囲気をつくっています。

ご主人が一人で営業する美容室ということもあり、全体はダークトーンをベースにしています。ただし、男性向けに振り切るのではなく、女性のお客様も入りやすい雰囲気になるよう、白い壁や明るい床、木の素材感を組み合わせてバランスを調整しました。

Pinterestを通して事前に好みを共有できていたことで、オーナー様のイメージとこちらの提案をうまく合わせながらデザインを進めることができました。

工事で工夫したポイント

今回は、既存のR壁やカウンターまわりなど、使える部分はできるだけ残して工事を進めました。

既存を利用するとコストは抑えられますが、古い物件なので、そのまま仕上げるだけではきれいに見えない部分もあります。特に壁はクロスの貼り替えを何度も繰り返していて、下地がかなり荒れていました。

そこで、場所によって厚手のクロスを使ったり、デザイン上きれいに見せたい青い壁は職人さんにしっかりパテ処理をしてもらったりと、場所ごとに仕上げ方を変えています。

また、同時に工事していた奥様のネイル・アイラッシュサロンと部材をうまくやりくりし、使えるものは再利用しました。

新しくするところ、既存を活かすところ、手間をかけてきれいに仕上げるところを分けながら、余計な工事を増やさず、完成したときには既存利用を感じさせないように納めることを意識した工事です。

完成写真

担当者より

オーナー様ご夫妻は店舗づくりにも慣れている方で、打ち合わせはとてもスムーズに進みました。

ご主人にも「こうしたい」というイメージがしっかりあり、その考えをベースにしながら、こちらからもプロとして意見や提案をさせていただきました。こちらに全部任せるというより、ご主人、奥様、私の3人で意見を出し合いながら決めていくような進め方でした。

お二人ともご自身の考えを持ちながら、こちらの提案にもきちんと耳を傾けてくださる方だったので、感覚的にも「これですね」と方向性が決まることが多く、とても進めやすかった印象があります。

OSB合板や黒いメッシュなど、オーナー様の好みもしっかり表現しながら、こちらの考えるデザインや施工面での提案もうまく組み合わせることができました。

誰か一人の考えだけでつくったというより、3人の感覚を共有しながら、一緒にきれいなお店をつくることができた案件だったと思います。

美容室の開業・店舗づくりをご検討の方へ

美容室の店舗づくりは、物件の状態や設備条件によって必要な工事や費用が大きく変わります。
サロンづ店舗デザインでは、現地の状況を確認し、使えるものは活かしながら、ご予算とご希望に合わせた店舗づくりをご提案しています。
「この物件なら、いくらくらいでできる?」という段階でもお気軽にご相談ください。

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